トラクターの上で思ったこと

2017年06月02日(金) 2号のつぶやき

トラクターでただ畑を耕しているときは、
ちょっと余裕をぶっこけて、色んなことが頭に浮かびます。
少し前のことになりますが、トラクターにのりながら思ったことを、
いつも通り長々と書いてしまいました!

5月の空が高くて気持ちがいい晴天の日、畑に行くと人がたくさん。
私たちの地域は田んぼがほとんどで、冬は畑にあまり人がいません。
でも今は田植えの時期ということもあり、家族総出で田植えをしていたり、
田んぼの草刈りや獣害ネットの設置などなど、
地域の方々が色々と作業していました。

私はトラクターで畑を耕していたのですが、
奥の水が入った田んぼが太陽の光を反射してキラキラしていて、
その向こうで作業してる人や畔に座ってお喋りしている人たちが見えて、
今のこの景色がすごく大切なものに思えました。
ずっとこの景色を見ていたくて、
この景色の中にいることがすごく気持ちよくて、でもなんだか切ないような。
うまく表現できないのですが、
心が暖まると同時に少し寂しさも感じました。

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今、私たちの地域では高齢化が進み、今年お米を作らないところがチラホラあります。
そんなこともあって、もしかしたら5年後にはこの景色はなくなってしまうんじゃないか、
という思いがどこかにあるからかもしれません。

草がボーボーにのびた耕作放棄地が出てくるとどんどん寂しい景色になっていく気がします。
でもきちんと管理された田畑が残るだけじゃなくて、色んな人が出てきて作業していたり、
畔でお喋りしているこのかんじが続いてほしいなぁ。
そしてやっぱり田んぼの風景は美しい。(私たちはマルチ(除草や保温のためのビニール)をはって野菜を作っているのですが…)
横の田んぼのおじいちゃん同士が米作りのことでわいわい言ってるのを聞くと、
私もこうして周りの人たちとわいわい言いながら農業をして、歳を取っていきたいなぁと羨ましくなったりします。

地域の農地についてはよく1号と話します。
地域の農地を守りたい!
でも野菜では、私たちの今のやり方(生産、販売)では難しい。
米を増やしたらどうかな、小麦を作ってみようかなどなど考えたりはするのですが、
管理(草刈りなど)がちゃんとできなかったら意味がない…
そして、何より、私は色んな人たちが農作業しているこのかんじが素敵だなぁと思うので、
どうにか、こんなかんじが残していければな~。
新規就農したい人や、移住して米や野菜作りしたいなぁという人々いないかなぁ~。
そしたら地域も農地も活気が出るなぁ~。

と、特にしまりがないのですが、
以上2号が最近ふつふつと思ったことでした!