単純作業について

2014年10月18日(土) 考えごと

秋も深まりつつありますね。

あらい農園の畑では、作業の方はだいぶ落ち着いてきています。

先日の立て続けの台風の被害はそれほどなく、良かったです。

冬野菜の播種、植え付けもだいたい終わり、後は順調に育ってくれるのと、少し前に播種をした分は、順調に発芽が揃ってくれるのを祈るばかりです。

生育中の作物は調子の良い作物もあれば、心配な作物もあります。
2ヶ所で野菜を栽培するようになっての初めての冬野菜の作付けなので、なかなかうまく行かず、失敗も結構ありました。
来年の糧にするのですが、冬野菜の失敗というのは、取り返しがつかない事も多く、今年はとにかくもう今の状態からベストを尽くして作物を育てるのみです!

今日はマルチという畝の上に張るビニールの資材を一日中片付けるという作業をしていました。この作業は淡々と同じことをするもので、こういう仕事というのは、作業をしながら結構色んな事を考えたりするものです。

草引きなんかも同じで、色々と考えている課題や問題点、今後の展望なんか、無心になって仕事をしている中で良い案が浮かんでくるという事が結構あります。

すぐに実行に移せるような事もあれば、将来的な展望というかもはや妄想というレベルのことまで、色んな事が浮かんできます。
今日なんかはそのどちらも少し考えが進み、なんだか有意義な時間になりました。

妄想だとしても、「こうなりたい」というのは、最初の第一歩で、良いイメージを膨らませて行くことで、実現に向けての行動に繋がっていくのだと思います。

以前は単純作業の時はラジオなんかを聞いたりもしていたのですが、気分転換には良いけど、内から何か生み出すにはやっぱり無音が良いですね。

これから冬に向かって行くと、日も短くなっていき、畑で仕事が出来る時間がどんどん短くなります。

農家にとっての冬の夜は、どれだけ作戦を練っていけるかが来年の成果に繋がるのだと思います。今日少し考えた事が来年に実現出来るように、これから練っていこうと思います。