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夏野菜の育苗

2016年02月07日(日) 考えごと 野菜を育てること

2月に入りました。

本当に暖かい日々が続いていますね。
寒さが苦手なので、とても助かるのですが、農業をする上では平年並みというのが一番作業の段取りが組みやすくて助かるので、そういったところは難しいですね。

どっちにしても今年から本当に京北に一本化したので、気候の移り変わりも含めて真っさらな状態です。それに今年から夏野菜の育苗も最初から自分で行うことにしたので、そういう点でも、全く知識のない状態からの春夏野菜の準備になります。

 

育苗に関しては、今年から中古ではあるのですが、発芽器と呼ばれるものを購入しました。これは電気をつないで熱を出す機械なんですが、それによって水を温めて蒸発させる事で、機械の中を温かい状態に保つというものです。

文章ではちょっとよくわかりませんね。まぁとにかく狙った温度に保ってくれるので、冬のような寒い時期の野菜の発芽時には必要不可欠なものなんです。

だいたい夏野菜を初夏から収穫しようと思うと、4月後半には定植します。
そこから逆算すると、だいたい2月には種蒔きをしなければなりません。
ですが、茄子やトマト、唐辛子類の夏野菜は発芽適温が25℃前後になります。

なので、これらの育苗にはどうしても発芽器が必要になってきます。
(なくてもやろうと思えばできます)

これまでは持っていなかったので、育苗を外注していたのですが、発芽器を手に入れた今年からは自分でチャレンジという事です。
外注に出さない分、費用は抑えられますが、失敗するリスクも高くなります。
ですが、育苗の段階の土からも化学肥料分を入れずに、もちろん農薬も掛けずに最初から最後まで栽培していきたいので、しっかり頑張って苗を育てていこうと思います。

これが失敗してしまうと、9月頃までのあらい農園は壊滅的なので、絶対に失敗しませんが!!

写真はパプリカの種です。

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もぐらの仕業

2015年12月04日(金) 考えごと 野菜を育てること

ここ1年くらい頭を悩ませている事があります。

もぐらのことです。

もぐらなんて街に住んでいたら、まず出会わないし、テレビのキャラクターかゲームセンターのもぐらたたきくらいしか見る機会はありません。

ですが、畑の中には結構いるもんで、これがまたとても厄介なんです。
(ちなみに1度だけ地上にいるところを発見した事があります!目がなくて、とにかく土の中に潜ろうとしていました。捕まえると、爪の力がとても強かったです!)

もぐらはが土の中を移動すると、当然ですがトンネルが出来てしまいます。土の中に生きている動物では最大級ではないでしょうか。だいたい缶コーヒーくらいの大きさはあると思います!
そんなもぐらが、ここ1年くらい畑で結構動き回っていて、作物に甚大な被害が出ています。甚大というと大げさかもしれませんが、例えば植えた苗の1/3くらいの被害が出ることもあります。

今年のサツマイモ、特に安納芋がそうです。サツマイモ部で参加された皆さんと一緒に植え付けた苗が、しばらくすると一斉に枯れ始めました。土を掘ってみると、サツマイモの畝を縦断するように空洞が出来ていました。

秋のえんどう豆も、1箇所に5粒ほど蒔いたのに全く発芽してこない場所が固まってありました。そこも同じくトンネルがありました。

最近掘ったじゃがいもの近くもトンネルが出来ていて、おそらく収量は減っています。
もぐらは作物は食べなくて、主にミミズなどを食べるということですが、ミミズが減るのも迷惑だし、根が傷んだり作物に影響が出るのは非常に迷惑です。
このように、もぐらは畑にとって本当に厄介な存在です。
カラスも鹿も厄介ですが、もぐらは見えない分対策を講じにくいものです。
農薬でもまけば問題はないのですが。
これも有機栽培の宿命なのかもしれません!

もしかすると、周りはほとんどがお米だから、余計に集中攻撃されるのかもしれませんね。

ネットで調べると、穴に甘い味のするガムを置いておく(食べると消化不良にる)とか、正露丸の匂いで追い払うなどが見つかりました。

効果のほどはわかりませんし、畑も広いので相当な数の正露丸が必要になるのですが、とにかくやってみようと思います!

 

写真は少し前ですが、ニンニクの様子です。(10月後半)
ニンニクの下にも容赦なくトンネルがありました…!

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