お休みのお知らせ

2017年02月24日(金) お知らせ

一面雪景色の京北黒田でしたが、
少し寒さが落ち着いてきて、雨が降ることも出てきました!
あんなにあった雪が少なくなると、なんだか寂しくなります。

春の気配が感じられると同時に、野菜作りでは必ず訪れる端境期がやってきました。
(端境期について詳しくは1号が書いたブログで→http://arai-nouen.net/?p=3397
野菜の種類をそろえるのが難しく、申し訳ありませんが、
3月と4月の少しの間、野菜BOXをお休みさせていただきます。
再開は4月後半を予定していますが、
野菜の生育状況により決めさせていただき、告知させていただきます。
よろしくお願いいたします。

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収穫できる野菜がなくなる“端境期”。
でもスーパーには野菜が並んでいて、農業を始めたばかりの私、2号にとって
“端境期”はまだなんだか不思議なものです。
冬にトマトやきゅうりが売られていて、スーパーに“旬”がないのはわかっていたのですが、
なんでスーパーには野菜があるのにうちにはないのか…!と。
さらに先日、お客さんと話している中で、
「春は生命が芽吹くイメージがあるのに、なんで野菜が採れなくなるの?」と聞かれて、混乱。
1号に寒い時期に種を蒔いても芽が出ないこと、
冬野菜は花が咲いてくることをたっぷり説明してもらい、やっと納得できました。

確かに春は芽吹きの季節で、野菜も植物として遺伝子を残そうと花を咲かすし、
実を食べる夏野菜と違って、根や葉を食べる冬野菜は、花芽がつきだすと硬くなったり、
中がかすかすになったりしてるな~と気づかされました。
花芽も美味しいですが…♪
自然の流れの中では当たり前のことなんですが、
スーパーの野菜を見慣れていた私にとっては新たな発見の端境期でした!

今はすでに失敗をたくさんしつつ、夏野菜の種を蒔いています!
ここ最近、失敗が重なっているため、本当に無事に元気に大きくなってね!!と祈りつつ、
しっかりお世話していこうと思います。

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あらい農園の野菜を食べてくださっているみなさま、少しの間待っていてください。
よろしくお願いします。


大雪を経験して…

2017年02月09日(木) 考えごと

京北に移住してからもうすぐ1年になります。

今年の冬はとても雪が多いようで、初めての京北黒田の冬に少し驚いています。

本当に京都市かと思うほどの雪の多さで、気温が低いので積もった雪もなかなか溶けずにいます。日当たりがよくない上に一度も足を踏み入れていない場所では70cmくらいの積雪になっています。。畑は日当たりが良いのですが、それでも30cmくらいはずっと積もっています。
そして、この数日は鹿児島の平地でも雪が降るとの事で、更に更に積もりそうです。

今年は特別多いのかもしれませんが、それを1年目で経験できたのは、ある意味良かったのかもしれません。来年以降は、今年を基準に色々と対策や準備をしていけば良いので。

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畑はこんな感じで、かろうじて畝の形が分かるので、まだ雪の下に植わっている人参を掘るときはこれを目安に探していきます。

 

そして、奥の方に見えるビニールハウス。
よく見たら真ん中のあたりが、ぐしゃっと変形しています。
これは雪の重みで潰されて変形してしまったのです。

うちが今お借りしているハウスはその隣にあって、一部潰れてしまったハウスはよくお世話になっている農家さんのハウスです。

他にもハウスが倒壊したり、小屋が潰れてしまった所もありました。

ハウスは、パイプがアーチ状にトンネルのような骨組みの上にビニールを張っているものですが、そのパイプがぐしゃっと曲がってしまっているのです。
雪の重さというのは想像以上でした。

これでは、本当に家が潰れる心配も本気でしてしまいます。
と言うより、心配して屋根の雪とか下ろすべきだなと感じました。
危険が伴うけれど、ハウスでも何でもましてや家なんて潰れたりしたら、とんでもない事です。

 

農作業も畑がそんな状態なので露地では仕事どころではありません。
その前に畑にたどり着く迄の農道ですら、車が入れるレベルではないので。。
なんとか畑まで行って、雪をかいて、何とか人参を収穫したりもしましたが、本当に疲れてしまいました。

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弱音を吐いても何も変わりませんが、

農業をするにはなかなか厳しい環境だなぁと痛感しております。

ありがたい事にいくつかハウスをお借りできているので、野菜を栽培できる環境ではあるのですが、もし畑にここまでの積雪がなければ、どれだけラクかと思います。

でもその分野菜はやっぱりとても甘くなります。
品種改良の甘さじゃなくて、自然の爽やかな甘みが出ます。

比べようがありませんが、人参に関しては「これ以上の人参あれば教えてくれ」と自画自賛してしまいます。農家の悪いクセですが、、でも収穫の苦労もあってか正直にそう思います。

 

黒田のような積雪のある山間地は平地に比べると、こういった積雪の問題もありますし、山が多い事による日照時間の短さや、風の吹き上げ方、鹿や猪、イタチなどの獣害など、自然との戦いという問題がとても大きいです。

配達中などに京都市内の畑を見ると、ネットなどの獣害対策がありません。ですが山間地はそんな事をすれば、野菜なんて本当に1個たりとも残りません。
対策しても、入られます。
今でも、(本当に申し訳ないのですが)秋に植えた玉ねぎの苗が壊滅的に食べられて、おそらく梅雨前に迎える収穫期には大した量の玉ねぎは取れそうにありません。
悔しいのですが、これは獣との戦いに負けたという他ありません。

 

いや、つい悪い事ばかり言ってしまいましたが、それでもこの黒田が良くて、こんなに農業をする上では不利な事も多くても、ここでこれからも農業を頑張りたいなと思います。特にこんな雪だらけになってからは。

その理由は、やはり「人」じゃないかなと思います。

厳しくなれば、それだけ助け合いの温かさや、優しさが身に染みてきますので。

人間の悩みのほとんどは人間関係なんて聞いたりしますが、それはやっぱり大きいですね。
逆に、その反対で地域の方が温かいと、多少の仕事の問題は、なんとかやっていけそうな気がします。

この冬は、雪の苦労というものを少し経験できて、大変ですが良い面もありました。