月別アーカイブ: 2014年12月

鹿との戦いが本格化して参りました。

2014年12月11日(木) その他

ここ最近人参の畑に鹿が侵入ししてきていました。

以前一部だけ人参の葉が食べられていたので、しっかりとネットで畑を囲っていたのですが、ある所から侵入してきていました。

3日前くらいには結構食べられてしまっていて、それでもまだ無傷の所もかなりあったのですが、今日行くと、

きれ〜いに葉っぱがほぼ食べられていました。。

 

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たぶんこれは1匹の仕業ではありません。。きっと何匹か入って、みんなで夜中にむしゃむしゃと食べたんだと思います。

残念ですが、人参の葉はこの時期になると霜に当たって傷むので、どっちにしても収穫してから取ることになるので、まぁまだ許せると言えば許せるのですが。。

京北はもうかなりの寒さで、葉っぱがあっても人参の生育ももうそれ程は大きくはならないような感じでした。

なので、まぁ今回の損害はそれほどひどくはありません。

 

これが違う場所の大根やかぶなら、もう全て食べ尽くされるので大ダメージになりますし、来年の春に収穫するための春キャベツやエンドウ豆、ソラマメあたりだったら、もう絶望です。

今のところしっかりとネットも張って、入られそうなところもしっかりと守ってはいるのですが、わかりません、。

 

怖いのは、強風や積雪で囲っているネットや支柱が傾いたり倒れたりする事です。

そうなると、こっちが気付かないうちに、鹿が出入り自由になってしまい、もう大変な事になってしまいます。

 

対策としては、畑の周囲にネットを張るのはもちろんの事、それプラス作物が植わっている畝にもしっかりと防虫ネットのようなものを被せて、万が一、畑の中に侵入してきても、作物には届かないようにしておかなければいけません!

すごく手間ではあるのですが、これからの季節、京北は積雪が多く、ほとんど行くことがなくなります。なので、冬を越して春にまた新たなスタートを切れるように、今年のうちに絶対にしておかなくてはなりません!


惣菜屋「ながいきおまめ」さんとの試食会

2014年12月07日(日) イベント開催後レポート その他

12月7日、北野商店街のお惣菜屋さん「ながいきおまめ」さんとの試食会を行いました!

あらい農園の、大根・人参・こかぶ・九条ねぎ・里芋を使って、それぞれの素材を最大限に活かした料理をながいきおまめさんに作って頂きました!

僕も少しばかり、あらい農園の紹介や、これまでの事、有機栽培でのやりがいや苦労話のなどをお話しさせて頂きました。

ながいきおまめさんでは、野菜の素材の特徴によって料理を考え、甘みや旨味だけでなく、野菜が本来もつ辛味や苦味をも活かした調理をされます。

今日、その苦味についてのお話しを準備時間にお聞きしていました。
苦味というものは、極力ない方が良いと思われることが多いのですが、それこそが野菜本来のもつ滋味であって、それを上手く活かせれば、深い味わいの料理が作れると。
例えば、苦味のある大根はサラダやさっと茹でるには、向いていないかもしれないけれど、煮こんだり焼く事で甘みに変わるし、本来持つ苦味が一緒に煮こむ魚やお肉の臭みを飛ばす作用があり、そういう点では向いているというお話など。

 

農業を始めて、たまに聞くのですが。
高級レストランや老舗の料理屋さんの料理人の方は、甘いだけの野菜でなく、素材本来の味のする野菜を評価すると言われます。

きっと今日お聞きした事は、そういった本来もつ特徴を活かせれば、本当に美味しい料理が作れるという事なのかなと思いました。

今日のお惣菜は、ながいきおまめさんらしく、どれも薄味で素材本来の味がよくわかる美味しい料理ばかりでした。

有機肥料で作る野菜は、「昔の味がする」「野性味がある」と言われることがあります。それはクセがあるということでもあるのですが、化学肥料で栽培された野菜では出せない深みを持っているのだと改めて知ることが出来ました。

甘みというのすごくわかりやすい特徴なのですが、それだけでなく調理をした時にどうなるか。そこでこそ本当の意味で良い野菜かどうかがわかるのですね。

また一つ勉強になりました。

そして、それを理解され、特徴を最大限に生かすことの出来る「ながいきおまめ」さんのお惣菜屋は本当に食べる価値のあるものだと思いました。

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