パプリカに期待
2015年01月23日(金) 野菜を育てること1月も早いもので、もう後半ですね。
冬は農家は比較的ゆっくりと過ごしているのですが、ぼちぼち春に向けて、さらにはその先の夏に向けての準備を考えていきます。
そして昨年の今頃に野菜BOXの構想を練り始めたように、今年も新たなプランを練って、それを形にすべく頭を働かせねばいけない時期でもあります。
色々と平行して考えることをしているのですが、何はともあれ野菜がきちんと作れなければいけませんので、やっぱり作付計画はその中でもとても時間を使うことの一つです。
畑の面積を有効活用するためにも、この時期からだいたいの1年間の作付を考えたりします。
これからの春夏野菜はもちろん、それらが片付いた時期から何を畑に植えるのかといった段取りをざっくりとですが考えたりするというわけです。
それを考えるには、今年をどんな風に過ごすかという大きな視点も必要になってきます。
何てことを色々と練り始めると、気付けば、あれもう2月になるやん!!
夏野菜の播種の時期が来てるやん!!
ってことで、実はそろそろ微妙に焦りモードになっていたりもします。
まずはこれからの春夏です。
春に向けての葉物野菜の段取りと、すでに畑にいる春キャベツやソラマメなんかの豆類の世話も大事なことです。
それと、トマトやナス、ピーマン、パプリカあたりはそろそろ種をまく時期に来ているのです!
2月に種を蒔いて、暖かいハウスの中で、更に温床マットという電気で温めるマットを下に引いて、そしてその状態で夜にビニールトンネルを被せて、そこまで温めて、やっと4月中頃に植え付けられる大きさの苗になります。
ちなみにこの行程はとても大変で、設備もいるので、あらい農園では苗の専門農家さんにお願いしています。
その苗が順調に育って、やっと6月に収穫開始という事で。。
だからそろそろ種を蒔くための準備になるのです!
どんな品種にするか。何本くらい植えるか。などなどを考えて種を購入していきますので、今まさにそれの真っ最中なんです。
そんな中、今年試しにしてみようと目論んでいることが一つあります。
それがこちらです。
これはですね、ハウスの中で昨年の秋まで頑張った後に寒さで枯れたパプリカの木です。
見た目はこんな感じなのですが、きっと根っこはまだしっかり生きていて、暖かくなったらまた歯を茂らせて花をつけて、たくさんの実をつけてくれるんじゃないかと。。
パプリカは最初にピーマンみたいな緑色の実がついて、それが時間とともに熟していき、完熟になった姿が、あのきれいな赤や黄色なのです。
この完熟するまでの時間が結構掛かるので、おそらく夏野菜の中でも収穫の開始が一番遅いくらいになるのです。
もし、今この状態のパプリカが暖かくなるとまた元気になってきたなら、最初のスタートが段違いに早くなるので、収穫開始もとても早くなるんじゃいないかと期待しているわけなんです。
もちろん、これがうまくいかない場合を考えて、今は作付計画を考えていますが、これがうまくいったなら、今年はまたきっとパプリカ祭りにできるかもです!
まぁ期待しすぎず、けど楽しみにしながら待ちたいと思います。