3月の過ごし方

2017年04月30日(日) 考えごと 野菜を育てること

早いもので、もう4月になろうとしています。

という事を、たぶん毎年この時期になると言ってる気がするのですが。。
でも、この年明けからの3ヶ月というのは特別早く感じますね。

あらい農園にとっての3月は、ある意味勝負の月だと思っていました。
野菜の種類が少なくなり、野菜BOXのお届けもお休みをさせて頂き、畑の準備に専念してきた3月でした。

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準備というのは、来るべき夏野菜に向けての事です。

うちの地域では、ここ最近になってようやくトラクターで耕運できるくらいに土が乾いてきたのですが、そうなると、夏に向けてもう今から肥料やら畝作りやら、雑草対策やらがどんどん出来る状態になってきます。

忙しくなるのは真夏もそうですが、案外4月も忙しいもので。
この時期は冬の間にゴミや枯れ草が溜まった水路掃除をやったり、お祭りもあるし、ほぼ毎週土日は何かしらの地域事があります。(あちこちに農地をお借りしているから、あちこちの水路掃除に行く事になります)

もちろん5月以降は、草がどんどん大きくなるし、暖かくなるにつれて野菜のお世話も増えてきます。それが梅雨になると、気温と湿度のせいで雑草の伸び方がえらい事になって、それに対処できずにあわあわしていたら、野菜の世話も遅れがちで、全部が後手後手にまわるという悪循環が毎年の感じです。
なので、この3月にいかに準備を進ませておくかが、夏にどれだけ余裕ができるか、そしていかに冬野菜の準備をスムーズに出来るかという事に繋がります!

という気持ちで3月を過ごしてきました。

畑準備の他にも、夏野菜の育苗やらハウスのビニールを張ったり補修したり、機械のメンテナンスや水やりが楽に出来るように潅水設備を整えたりと、細々した準備も進めてきました。

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4月になるとまた一段と忙しさが増すので、これからますます気合を入れていかなければ!

農業を始めてから、桜を見ると焦るようになりました。。
春が来た喜びよりも、来る夏の忙しさに焦るのです。そういう意味で、秋の紅葉を見る目も変わっていて、その時にはピークを超えた安堵感を感じながら紅葉を眺めるようになりました。