野菜栽培の始まりと終わり
2014年10月27日(月) 野菜を育てること今日ナスを地面から引っこ抜きました。
植えたのは4月18日、種まきは2月19日でした。
長いのか短いのかわかりませんが、今年の茄子の一生が本日で終わりました。
約半年ほどずっと畑にいたので、そして茄子は基本的に木なので、たくさん枝を出して葉を付けるので、存在感があり、いなくなるのは少し寂しい気もします。
いつも片付けの時は自然とその作物が今回はどうだったかを考えます。
作物自体の出来栄えもそうだし、たくさん売れたかどうかも。
そして、早くも来年はこうしようとか、これだけ作ろうとかを考えたりするのです。
茄子の場合はその来年が結構早くやってくるので、今年の反省を活かしつつ来年どれくらいの数を植えようかと考えていきます。
また、作物の反省と共に考えるのが、植えた時やタネを蒔いた時にどんな事を考えていたのかです。
2月にタネを蒔いた茄子は、1月くらいにはどのくらいの量を作ろうかと考えていたのですが、その1月の時点で夏に自分がどれくらいの野菜が作れてどのくらい売れるようになっているのかを考えるのです。言ってみれば、少し先の自分はどのくらい成長してるだろうと。
今回の茄子は栽培が不調だったので、自分の販売面での成果をはかる事もできない様だったのですが。。
ただ品種を4種類作ってみて、それぞれがどんな風に売れるかがだいたいわかったので、それは来年も参考にしていこうと思っています。
そんな中この時期に新たに作付けが開始した作物もあります。
マメ類です!
写真がえらく大きくなってしまいました、、。
ソラマメ、えんどう豆、スナップエンドウ、絹さやも4種類です。
このマメはだいたい10月から11月にタネを蒔いて、冬を越して来年もの5月〜6月に収穫です。実は冬越し野菜はかなり長いこと畑にいます。
マメ類は大きくなりすぎると固くなって美味しくなくなるので、収穫時も限られます。だいたい同じ地域内だと収穫も同じ時期になるので、こうなると収穫時期になるとこのマメが溢れかえるわけです。
それが季節感のあるいかにも旬野菜!って感じではあるのですが。
売る方としては少し考えるところなんですね。
たくさん作ると捌ききれないかもしれないし、足りないのはせっかくの旬の野菜をお客さんにお届けできないので、これはいかんのです。なんせ年に1回のイベントなんですから。旬の野菜と言うのは。
だからマメはわりと作付け量を悩みます。
悩んで、どうしようかと思いながら畑で種を蒔きながら、その時の感覚で決める感じになります。今年もそんな感じで蒔きました。
結構たくさん蒔きましたよ。とりあえず京北で。
もう少し後に伏見の畑でも蒔くので、今年の作付け量はかなりのものになります。
種屋さんに、「アルバイトでも雇うんか?」と笑われるほどに!
判断基準は、ただ来年の収穫期にあらい農園がどんな状態になっていたいか!です。
希望的観測のもと、自分の伸びしろを過大評価して蒔いていきました。
きっと自分はもっともっと成長しているはずだと。
答えは来年の春です。
夏野菜の準備で、実はとてもとても忙しい時期で、ちまちまマメなんかもいでられんわ!ってなってしまいかねない時期ですが、きっとずごく段取り良くなっていて、準備も収穫もフルパワーで完璧だろうと思っています。
という感じで栽培の始まりというのはいつも希望に満ち溢れています。
収穫が近づくと、焦りに変わるんですけどね。。