ブログカテゴリ:イベント開催後レポート
4月12日(日)、あらい農園やさい部の記念すべき初めての活動「じゃがいも部」種芋の植え付けを行いました!
当日は10組のじゃがいも部員の皆さんに、種芋の準備から植え付けまでの農作業をして頂きました!
遠く京北までお越し頂きまして、ありがとうございました!
また、これから植え付けに来られる部員の皆さんの場所も残っていますので、お待ちしています!
予定していた日にちが雨天で延期になりましたが、おかげで当日は数少ない晴天の日に当たり、少し風はありましたが気持ち良く過ごせたのではないかと思います。
この時期はまだ他に野菜が植わっておらず、当日はじゃがいもの植え付けのみにも関わらず、遠い京北まで足を運んで頂き、大変ありがたい気持ちでした。
気候的にも寒かったり風が強い日がある時期なので、そんな日になってしまうのは避けたいなと思っておりました。寒かったら苦行みたいになりますので。。。
また、こちらの準備や段取りも不慣れな点がありまして、ご迷惑をお掛けしたところもあったとは思いますが、皆さんにご協力•ご理解頂き無事予定通りに行うことができました。
ありがとうございます。
至らぬ点、反省点を活かして次回よりもっと良くしていきたいと思います!
個人的な感想としましては、皆さんに助けていただいたなぁという気持ちです。
特に子どもたちのおかげと言いますか、まぁ勝手に楽しんでくれているのかもしれませんが、それが僕としては一番ありがたかったです。
やさい部は特別に子ども向けに開催しているわけではありませんが、当日も多くの子どもたちが来てくれて、一生懸命じゃがいもを植えてくれていました。
こちらとしては初めてこういう畑イベントとして、それこそお金を頂戴して遠く京北まで来ていただくので、楽しんでもらわなければ!という気持ちもありましたが。
やっぱり子どもたちはすごいですね!
なんでも楽しそうにやる!
それをお父さんがまたカメラで撮る!
それを見ていて、僕としては特別に面白いことをして楽しませたわけではないのですが、少し安心する事ができました。
貴重な体験をする機会を作ってくださってありがとうございます。というありがたいお言葉も後から頂きまして。またこれからのやさい部の取り組み方が少し見えてきたように思います。
僕は話で盛り上げたり子どもたちと一緒になって遊んだりできない方なのですが、そこはもう無理せずに愉快な大人の皆さんにお任せして、僕は子どもたちがのびのび自由に過ごせる環境を作っていくだけでも良いのかもしれないなぁ等と思いました。
これは部員の皆さんもそうだし、自分自身も無理のない過ごし方ができる場でありたいので、主催者だけれども頑張るけど無理はしないというスタンスで長くやっていきたいと思います。
これまでにも友人や料理人の方など畑に来ていただく事がありましたが、その都度皆さんがどんな事に興味を持って何に驚くのか、という事に気付かされる事が多々あります。
農業を始めた頃に自分が感じていた疑問や発見など、農家になったら毎日のことなので今やすっかり忘れてしまいました。そこを改めて気付かせてもらえるのは、僕としては面白くもあり参考にもなります。
以前、研修先としてお世話になった農家の方に言われた言葉があります。
「畑に来てもらって感動させなあかん」という。
その方は有名人で有名店の料理人からも絶大な指示があり、きっと一口かじって感動させられるような野菜を作ることなんだ!と当時は思いました。
今、自分がしている農業はその場でかじっておいしく感じる野菜を作る事もそうですが、畑や京北黒田の景観も含めて「楽しかった」と思ってもらえるような、そんな種類の感動を目指していくことなんだなと思います。
これ、朝方に書いていますが、だいたい長くなりますね。笑
毎回活動報告にこんなに長くは書けませんが、初回といいう事でつい…。。
次回からは畑に植わっている他の野菜たちもその場で収穫して頂き&即売会といった事も考えています。
次回は「じゃがいも部」は芽かき作業!また、「サツマイモ部」「里芋部」も始動になります!
詳細はまたお知らせ致しますので、お楽しみに!
12月7日、北野商店街のお惣菜屋さん「ながいきおまめ」さんとの試食会を行いました!
あらい農園の、大根・人参・こかぶ・九条ねぎ・里芋を使って、それぞれの素材を最大限に活かした料理をながいきおまめさんに作って頂きました!
僕も少しばかり、あらい農園の紹介や、これまでの事、有機栽培でのやりがいや苦労話のなどをお話しさせて頂きました。
ながいきおまめさんでは、野菜の素材の特徴によって料理を考え、甘みや旨味だけでなく、野菜が本来もつ辛味や苦味をも活かした調理をされます。
今日、その苦味についてのお話しを準備時間にお聞きしていました。
苦味というものは、極力ない方が良いと思われることが多いのですが、それこそが野菜本来のもつ滋味であって、それを上手く活かせれば、深い味わいの料理が作れると。
例えば、苦味のある大根はサラダやさっと茹でるには、向いていないかもしれないけれど、煮こんだり焼く事で甘みに変わるし、本来持つ苦味が一緒に煮こむ魚やお肉の臭みを飛ばす作用があり、そういう点では向いているというお話など。
農業を始めて、たまに聞くのですが。
高級レストランや老舗の料理屋さんの料理人の方は、甘いだけの野菜でなく、素材本来の味のする野菜を評価すると言われます。
きっと今日お聞きした事は、そういった本来もつ特徴を活かせれば、本当に美味しい料理が作れるという事なのかなと思いました。
今日のお惣菜は、ながいきおまめさんらしく、どれも薄味で素材本来の味がよくわかる美味しい料理ばかりでした。
有機肥料で作る野菜は、「昔の味がする」「野性味がある」と言われることがあります。それはクセがあるということでもあるのですが、化学肥料で栽培された野菜では出せない深みを持っているのだと改めて知ることが出来ました。
甘みというのすごくわかりやすい特徴なのですが、それだけでなく調理をした時にどうなるか。そこでこそ本当の意味で良い野菜かどうかがわかるのですね。
また一つ勉強になりました。
そして、それを理解され、特徴を最大限に生かすことの出来る「ながいきおまめ」さんのお惣菜屋は本当に食べる価値のあるものだと思いました。