今こそ兜の緒を締める

2015年09月25日(金) 野菜を育てること

9月にしては涼しい毎日ですね。

過ごすには快適なんですが、野菜の世話となるともう少し暑くなってくれた方がうちとしては助かるところです。
9月の植え付け&種蒔きラッシュがひと段落つき、雑草の勢いも治まりつつあって、ようやく猛烈な忙しさがなくなってきた感じがあります。
まだ、これから冬を越えて収穫するための春野菜を早くも仕込まなくてはならないのですが、秋冬野菜に比べると少しはマシになります。

今の畑の様子です。

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よくわからない感じですが、、これは種を蒔いた後に保温資材を被せてある様子です。

種を蒔いて雨が降ってくれると、水やりをしなくて良いのですが、最近の雨は必要以上に豪雨になる事もあるので、こうして資材で被せてクッションの役割も担ってもらい、雨の勢いで種が出てきてしまったり流れていかないようにしています。

この畝は一番最近に蒔いたほうれん草やこかぶ、小松菜です。 
資材の下でようやく発芽してきたところですね。

秋にあまり気温が低いと、生育も鈍くなるので(あまり暑すぎても鈍いですが)大きくなって一人前になる前に冬が来てしまいます。なので、できればもう少し暑くなって生育スピードが上がれば丁度よいのですが。。

 

他の場所では少し前に定植をした苗が大きくなってきています。

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写真はどアップの白菜です!

どアップすぎて白菜の生育具合はわからないのですが、、。
てんとう虫がいますね。

最近、このナナホシテントウが増えてきました!
あらい農園のキャラクターでもナナホシテントウは、アブラムシなどの野菜にとって困った虫たちを食べてくれます。
ナナホシテントウがいると、それだけで安心感がありますね。

この時期の冬野菜の栽培は本当に難しくて、特に白菜のような葉の柔らかい葉物野菜は無農薬だとかなり大変です。こうして自然の中のバランスで、虫を退治してくれると助かりますね。

 

 

4年目の冬野菜の栽培は、今年も苦戦続きですが、これからなんとか大きくなっていって欲しいものです。

その中でも京北での栽培は2回目になりますが、田舎の中山間地と呼ばれる地域での農業がとても大変な事を最近特に感じます。
山あいにあるので、日が昇るのが遅く沈むのも早くなります。風の吹き抜け方も平地とは段違いですし、晴天の日も少なくなります。それから、何よりも獣害です。この前も畑のすぐそばに鹿の糞が落ちていて、イノシシらしき土をえぐった跡がありました。

冬になると獣は食べ物を求めてか里山にたくさんやってきます。
対策を講じていても、わずかな隙間から入ってきて、荒らされることはよくあって、これからは何よりもそれが一番の心配事になります。

僕は30歳ですが、自分のような若さでも獣の被害は精神的にすごいダメージになります。自分がおじいさんだったら、これは耕作を放棄してしまう。。と思うほどに。

少し仕事のペースが落ち着きだした今こそ、来るべき冬に向けて、もう一度しっかり兜の緒を締めていかなければなりません!

と書きながら改めて思いました。笑

 

失敗した時は、いつも悔しくて「来年こそは…」と思うもので、実はその来年はもう今まさに目の前に来ているのですね。悔しかった去年を思い出して頑張らなければ、去年の失敗が無駄になってしまいます!

去年の荒らされた畑です。

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あぁー!!悔しい!今年こそは勝ーーつ!!