ブログカテゴリ:2号のつぶやき
なんだか意味ありげなタイトルですが、
言葉そのまま、先週末、”山道をつくる(整備する)”活動に参加してきました!
この活動は私たちの住む黒田地域のおっちゃんたちが
昔からある山道を復活させようと始められたものです。
その山道はちょうど私たちの家の近く(宮町)から山に入っていって、
灰屋という黒田にある別の集落に続く道、トロ峠です。
(灰屋は宮町から貴船へ向かう途中にあります)
近所のおばあちゃんによると昔はその道を通って
京都市内へ行っていたとのこと。
車でも1時間はかかるのに、そして車でもなかなかの道のりなのに
それを歩いて行っていたなんて、
それしかなかったにせよ、今の私には考えられない…。
またその道の途中に、戦時中に防空監視所があったらしく、
「B29が来るのをそこから見て、みんなに伝えてたんや」と
おじいちゃんが教えてくれました。
そんな道ですが、豪雨で道が流されたり、倒木で通れなくなっていたそうです。
”道を復活させて山歩きを楽しむ人たちに黒田にもっと訪れてもらいたい! ”
”次世代に伝えていきたい!”
とおっちゃんたちが道を復活させる活動を始められました。
道の復旧作業ってどんなことするんやろ…と全く想像もできないまま、
必要な道具の名前を聞いてもそれが何かわからない…
という状態の私たち(特に私:嫁)は邪魔にならないようにするのに必死…;
そんなこんなで、私はみんなの後ろをただついて歩いたかんじなのですが、
おっちゃんたちの仕事と連携プレーにただただビックリでした。
私たちが参加させてもらった時にはすでに
倒木は動かせるくらいの大きさに切ってあり、
それを道の邪魔になるものは横に動かしたり、落としたり。
道が細くなっているところを削って広げたり。
岩があって広げられなかったり、木の根っこがでていて
どうやったら道になるんやろう…と思うところがあるのですが、
おっちゃんたちは「あの木切って、持ってきてここかまして…」と
サクサクと作業を進めていきます。
なんでそんなパッと案が出てくるんやろう…
なんでそんな簡単に木が切れるんやろう…
私よりも倍近くの年齢なので、
様々な経験を積んでこられているんだろうなとは思うのですが、
それにしても、今までの私の生活の中では経験しないであろう
経験や知識を積み重ねてこられているなぁと思います。
そんなことまで自分たちでできてしまうのか…!!と
驚かされることが多くて、
何でも自分たちでできる力があるのはかっこいいなぁ、
私もそういう力をつけていきたいなぁと思います。
何より、おっちゃん、おじいちゃんたちは仲良しで、わいわい言いながら、
それぞれの得意分野を出し合ってやっているのが素敵です。
そんな風に歳をとってもわいわい言い合って
作業できる仲間がいるのも羨ましい…
終わりにはよく見る山の道になっていて、
あれ?初めどんなんやったけと思うくらいの変身っぷり。
もしよろしければぜひ歩きにきてください♪
今は、黒田までは車ですぐ来れちゃいます!
そして11/5(日)にはお祭りもあります!
その時にこの道の”歩き始め”をされるそうです!
久しぶりにガツンと台風がやってきました!
それまであまり気配を感じなかったのですが、
17日(日)の夜から一気に、”あれ、家飛ぶかな”と思うような風が吹いて、
夜寝る間際には初体験の避難勧告まで届き、ドキドキな一夜でした。
きっと畑もすごいことになっているだろうな…と
思いつつも行ってみると、予想通り、ナスは傷だらけ…。
風に揺られて、葉っぱや地面、ヒモに当たって、
1号曰く「拷問にあったやつや」という状態になってしまいました…
でもこれはまだ、ある程度予想通りしていたことで、
予想外だったのが、きゅうりが誘引していたネットと共に風に吹かれて、
根っこから抜けてしまっていたこと。
遠目にきゅうりの葉が萎れているな〜と思いつつ
直前まで見て見ぬ振りをしていたのですが…
収穫しようと思っていたきゅうりの実もたくさん地面に落ちてしまっていました。
これはショックで、2人畑で無言になりました。
といっても、起こってしまったことをあまり悩まない(考えられない)性格だからか、
畑の被害に対してはしょうがないな〜と私は割りきれてしまっています。
今後どういう対策したらいいかな、
どうしたら少しでも被害を軽減できるかな、
この傷ついたきゅうりやナスたちはどうしようかな、
と考えられるところが私にとって農業の面白いところだったりします。
台風がきてしまうのはしょうがないし、
どうにかできるものじゃないし、
どうにかしていいものじゃない気もするので、
台風がくるまえの対策や、きてからの対応に
知恵を絞っていかないとなと思います!