ブログカテゴリ:野菜を育てること

あらい農園の肥料について

2014年10月12日(日) 野菜を育てること

今日は肥料の話です。

 

あっ、最初にひとつご注意を。。

今回の肥料の事は僕が勝手に思ってるだけの事で、間違っている事もあるかもしれません。一応こんな事を考えて知識として持ちながら栽培しています位で思ってるいただければと思います。

 

あらい農園の肥料はすべて有機肥料のみで野菜を栽培しています。

この肥料が有機肥料か化成肥料かで実際どう違うのかと言うと、一言では言えず、また野菜によって肥料の違いが出やすいかどうかも変わってきます。

有機肥料だから安全という事もないですし、美味しいとも言えません。

どうすれば美味しくなるのかは研究中ですが、肥料は効き過ぎると苦味が強くなるように感じます。

特に葉物野菜は顕著で、レタスがとても苦く出来てしまった事もありました。。

よく言われるのは、肥料の中の主要成分の一つ、窒素が効くと葉色が濃くなる反面苦味となるという事です。

ほうれん草などの葉物野菜で色が濃いほど良いと思われがちなのですが、実際に作ってみた感じでは、黄緑色の淡い感じの方が美味しいように思います。

まぁよくわからないのですが、例えばキャベツの外側よりも中の色が薄いとこの方が美味しいようなイメージです。なので、僕は葉物野菜を作る時はこの葉色で、出来の良さを判断したりします。

だからと言ってその窒素成分がなければ大きくならないので、いかに収穫時に窒素を切らせて、淡い色に仕上げるか。が葉物のポイントなのかなぁと思っています。

これは実は有機肥料よりも化成肥料の方が良い場合もあるのです。

一概には言えませんが、化成肥料は肥料成分がすぐに作物に吸収されるようになっていて、一気に吸収して、切れるのも早いような感じです。富士山みたいに山型なイメージです。

有機肥料は緩やかに効いて、緩やかに切れて行くイメージです。

なので、上手に化成肥料を効かせれば収穫期にピタッと窒素を切らせる事ができます。有機肥料でも色んな性質のものがあるので、切れやすいものもありますが、どちらかというと葉物に関しては化成肥料の方が作りやすいという印象をもっています。

 

果菜類や根菜なんかは葉を食べるわけではないので、また話が変わってきます。

実感として、じゃがいも、かぼちゃ、人参、かぶ、あたりは肥料の種類で結構味が変わるように思います。

なんでかは、、ちょっと勉強中なのですが。。

 

あらい農園でメインで使っている肥料はこちらです。

 

image

 

よくわかりませんね。。

一応色んな有機肥料がブレンドされた肥料なんです。

内容内訳は企業秘密なのですが、肥料屋さんに作ってもらっています。

ホームページに書いているもので、黒糖粕やサトウキビ粕、漁粕なんかが入っています。

価格は結構するのですが、上手に作れれば、美味しく出来るので頑張って使っています!

 

この肥料はよく鳥に袋を突つかれて食べられたりします。普通の鶏糞とか油粕なんかは食べられる事はあまりないので、きっと良い肥料なんだ!って思ったりします。

 


冬野菜の発芽

2014年09月13日(土) 野菜を育てること

9月も早くも半分が過ぎようとしていますね。

早いもので、今年は本当に夏が短かったですね。
というより梅雨が2回ありましたね。。

最近は晴天の日が多く、ようやく土が乾いてきたかなという時に、ほんの10分の豪雨でまた畑が水浸しになったりと・・・
天気には振り回されっぱなしです・・。

雨が降ってほしくない場所と、降ってほしい場所があって、最近は降って欲しいけど、土砂降りはやめてくれ!という気持ちでいます。

降ってほしくないのは、これから畝を作ったりする畑で、これは湿ってる状態ではできません。

反対に降って欲しい場所は、冬野菜の種を蒔いたり、苗を植え付けたりしたところです。
種の発芽には温度と水分は必要不可欠で、適温・適湿の状態に近ければ近いほど、きれいに発芽が揃います。この発芽率は作物によるのですが、極端に大雨が降ると蒔いた種ごとどっかに流れていくし、あまりジメジメしすぎると種は腐ります。そうかと思えば、カンカン照りが続くようだとこれもダメで。

なかなか難しいものです。

植え付けは、植えた後に水をしっかりとやる事で、根が土に馴染みやすくなって、畑にしっかりと根を伸ばすようになります。これを活着といいます。

なので、この時期いろいろと種まき・植え付けに追われるので、雨はとてもとてもありがたかったりもするのです。
いちいち水やりをするのは大変なので、雨の前日は種まき・植え付けと大忙しです!
それで降らなかったりしたら、かなり腹が立つのですが・・・。

 

そんな秋の畑の中で、ついこの間に種を蒔いた冬野菜が順調に発芽をして育ってきてくれています!

写真はかぶです。

かぶ

 

 

防虫ネットをしっかりと被せているので、虫にも食われずにすくすくと育っています。
いい感じです。

この小さいときの葉が、このまま大きくなった時に、一番大きな葉っぱになって、たくさん光合成をしていくので、この時に虫に食われて穴が空いてしまうと、その後の生育が少し遅れてしまいます。今の時期は虫も多いので、しっかりと守っていかなければなりません。

他にも、同じタイミングに蒔いた野菜では、大根・小松菜・ほうれん草・ラディッシュ・サラダからし菜が順調に育っています!

栽培中の野菜ページに随時アップしていきますので、野菜の生育具合を是非ご覧ください。

https://arai-nouen.net/vegetables

だいたいの冬野菜は10月中旬頃になるのですが、それまで少しずつ大きくなる様子を随時アップしていこうと思います!