今が頑張りどころです。

2016年05月03日(火) 考えごと

毎年思うのですが、この時期は本当に忙しいものです。

なぜかと言いますと、植え付けラッシュ、種まきラッシュだからです!
そして、植え付けるための畑の準備として、肥料を撒いたり、トラクターをかけて畝を立てたり、マルチを張ったり。。とにかくやる事が目白押しなのです。

そして、これも毎年思うことなのですが、この時期が一番やる気に満ちています!

植え付けの中心はもっぱら夏野菜で、トマト、茄子、唐辛子、ピーマン、パプリカ、ズッキーニ、インゲン豆、かぼちゃ、スイカ、オクラと。。マイナー野菜も含めると、オールスター級の野菜たちが目白押しなのです。

それから、引き続き里芋、生姜、サツマイモと続きます。

この時期にどんどこ植え付けた野菜たちが6月から10月くらいまでの生計を支えてくれるのですから、頑張らないわけにはいきません!

この時期にどれだけ頑張るかが、今年の出来を左右するといっても良いくらいの気持ちです。(実際にはこの先の管理もとっても大事なのですが。)

来る夏もそれはそれで忙しくて大変なんですが、そこをどれだけ前向きに取り組めるのかがこの4月5月に掛かっていると思います。

この時期に段取りが遅れると、そのままずるずると夏を迎えて、そうなると全ての事が後手後手になってしまうのです。

そんな事で、今の時期は気合いで毎日フル稼働中なわけです。

 

最近、近所の方から「機械みたいに休まずに働くなぁ。50歳になったら潰れるぞー。」と笑われました。

自分でもそうやな、と思うのですが、夏に勝つために今は譲れません。

そう言っては毎年夏になると、仕事に追われて息切れ気味になってしまうのですが、1年経つとそれも忘れて、またイケイケどんどんで、野菜を作ってしまうのが困ったところです。。

 

そんな春のあらい農園です。

写真は九条ねぎのまだ発芽後2週間ほどの苗です。

収穫は冬ですが、それに向けて長い道のりが始まっています。

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またしばらく滞ってしまいました。。

桜も満開の4月になりましたね。去る3月が過ぎて慌ただしい4月になりました。
あらい農園も同じく、慌ただしい4月を過ごしていました。

なぜかと言えば、引っ越しをしたからです!

ついに畑の近くに引っ越しをしました。一応京都市ですが、北部の山あいの地域、京北・黒田に根を張り始めました。
念願の引っ越しです。

これまでの片道1時間通勤農業から歩いて畑に行ける距離になりました!
そして、1週間ほどになります。

家は一軒家をお借りしまして、前にある農小屋と家の周囲にある小さい田んぼ数枚もセットでお借りしました。

やっと農家らしい生活が始まったなと、喜びを噛みしめる毎日です。

朝起きてすぐに畑に行って、一仕事してから朝ごはんを食べて、お昼も家でゆっくり食べて、夕方日が暮れるまで頑張って、暗くなっても小屋で作業もできる。

そんな農家としては、ごく当たり前の環境を手に入れるのに4年掛かりました。
色々と遠回りしたように見えますが、自分としては常に真剣に考えて選択をしてきてた上での結果です。

「農家らしい生活が出来れば」と言い訳しながらずっと過ごしてきたので、ようやく整ったこの環境でこれから精一杯頑張ろうと思っています!

ですが、農家らしからぬ体制でも無茶にやってきたこの期間は決して無駄ではなく、自分なりに頑張ってきた自負が、これからの生活をすごく前向きな気持ちにさせてくれています。

絶対に今年からあらい農園はもっと成長できる!と思います。誰よりも自分がそう思います。

 

それから、バタバタしている間にあらい農園の4周年を迎えました!
転換期の4年目、と歯を食いしばってやってきて、5年目に突入です。
思い切り農業に取り組めるこの環境で、今までできなかった分もしっかり頑張っていこうと思います!

何回も同じことを言ってしまいますが、畑の近くに家があって、農小屋があって、自分のトラクターがあって。
そして4月からは夫婦で二人三脚で農業を頑張っていくことにもなりました。
最高ですね。これで頑張れなければ農家失格だ。やるぞ。

 

5年目の目標は、ただ「しっかり野菜を作って収穫をすること」です。
目標といえないような感じもしますが、この基本的な事をしっかり意識してやっていこうと思います。

4年の間に、多くの方に応援して頂きここまで歩んでこれたので、一人前に農家としてやっていく事や、期待に応えられるように野菜を届けることを、頑張りたいです。

将来この5年目の今年を思い返した時に、基礎ができた1年だったと言えるように、しっかりと農家をしていきたいと思います。

 

これからも、頑張ってまいりますので、あらい農園をどうぞよろしくお願いします。

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