じゃがいも部の皆さんと一緒に植え付けをした畝にマルチと呼ばれるビニールを張りました!
畝と畝の間の通路には防草シートを敷いて、草対策をしました!
マルチを張る理由は雑草対策が一番の目的なのですが、他にも効果があります。
•地温が上昇します。黒のビニールが熱を吸収するので、中は暑くなります。土の中にある根は地温が高くなるので、より生育が促進されるのです。これは、真夏で温暖な地方だと熱くなりすぎるのでその場合には、黒色ではなく、白色やシルバー、緑色なんかもあります。表が白で裏面が黒色なんていうのもあります。
•土の水分が保たれます。日照りが続くと水分が蒸発して土もカラカラになりますが、マルチをすることで水分を保ってくれるのです。
何より草対策が一番のこうかで、除草剤を使用しない有機農業では欠かせないアイテムです。草も共生した自然農法というのもありますが、あらい農園では草は出来る限り生やさないようにしています。生えた場合は必死に抜くか、農具で削り取ります。
通路の草も結構大変で、それの対応に割く時間も結構なものになるので、防草シートを敷いています(少し高いけど、思い切ってたくさん買いました!)
土が見えないので味気ない気もしますが、この草抜きに割く時間を野菜の世話に当てられるので、僕にとっては栽培上すごく重要なポイントになります。
じゃがいもはこれから2芽が伸びて、マルチを押し上げてきます。その部分を破いてやり芽が外に出れば、あとは茎葉だけが地上に出て育っていく感じになります!
あらい農園野菜BOX、端境期のためしばらくお休みでしたが、ようやく野菜が揃ってきたのでこの度再開です!
あらい農園は今年で4年目に突入しまして、これまで栽培も販売も独自路線で進んできたので失敗も多かったのですが、その分、一般的な経験ではなく自分独自の農業のやり方における経験が蓄積されてきたように思います。
少しづつ農作業も効率良くできる事が増えてきて、妥協できない所と手を抜いても良い所がなんとなくわかるようになってきました。
まだまだ失敗も多く、うまくいかない事も多々ありますが、難しいことだけど少しずつ目標に向かって進んでいくのは楽しいです。
これからも頑張って参りますので、どうぞよろしくお願いします!
この春より面積も大幅に増えまして、野菜の数もこれまでよりも多くお届けできる事になりそうなので、京都市内(地域が限られています)向けの直送野菜BOXの募集をまた再開いたします!
農家がその日採り新鮮な野菜をお届けします!
ここからちょーっと長いですが…。
あらためまして、あらい農園の紹介
新井 遼 (29歳、農家4年目)
一人で始めて、一人で畑を切り盛りしています。現在、野菜栽培130aの面積(甲子園球場のグランド面積とほぼ同じ‼︎)
経歴
嵐山保育園
西院小学校
嵯峨中学校
立命館宇治高校
立命館大学
京都信用金庫
京都生まれ京都育ちの京都が一番だと思い込んでいる典型的な京都人です。
好きな場所は鴨川のほとりです。あそこにいると悩み事がどうでも良くなるという作用があります。
幼い頃からサッカーで育ち、大学の頃にインドや内モンゴル乗馬キャラバンなどに行き、ちょっぴり人生観が変わりました。それが脱サラして農家の道を歩む根底にあります。
好きな言葉は「見切り発車」です!
やりたい気持ちが70%まで高まったら後は勢いしかない!100%なんていつまでも来ない!と言い聞かせてこれまでやってきました。
好きなテレビはNHKの動物番組「ダーウィンが来た!」「プロフェッショナル仕事の流儀」
好きな音楽は「Mr.Children」「Def Tech」
あとは、犬が好きです。
農家になった理由は
•前向きな農家の人はみんな夢を持っていて「しんどいし、儲からないけど、好きやねん」と言う。
•自分も農家になったら自分の仕事が好きになれる、そうなりたい!と思った。
この2つが大きいです。
あとは、自分で自分の好きなようにやれるという、自営業の「一国一城の主」にすごく魅力を感じ、また自分の性格上あっていると感じたからです! (就活か!)
栽培について
あらい農園の野菜は有機肥料のみを使用して、農薬•除草剤は一切使わないで栽培しています。虫対策は防虫ネットで野菜を囲う事で、雑草対策はマルチと呼ばれる資材を使うのと、防草シートを活用して、できる限り草が生えない状態にしています。
草が生える場所は、草刈り機と細かいところは鍬や手で除草しています!
就農2年目までは農薬•除草剤を使う慣行農法もしていましたが、薬剤散布は便利な反面、僕にとっては、「悪いこと」をしている気分がずっと消えず、また自分の健康面への影響、農家としての将来性、楽しさなども考えて有機栽培に切り替えました。
(おことわり:有機JAS認定は取得していません。農薬も基準通りに使用する分には安全だと言われています。)
なので、野菜に穴が空いていたり、止むを得ず虫が入っている事もあるかもしれませんが、それをより自然に近い野菜だと思って頂けたら、大変嬉しく思います。
直送野菜BOXの宣伝も
野菜BOXは、毎週火曜日の午後にお届けしています。
お野菜はできるかぎり当日の午前中に収穫(畑の場所や状態によって前日夕方収穫もあります)したものを新鮮な状態でお届けするよう努めています。
トマトは完熟で収穫します!(スーパーのトマトの多くは、まだ赤くなりきる前に収穫したものが、時間の経過と共に追熟したものです。完熟は割れやすく輸送に不向きなのと、痛みやすいので販売しづらいためです。木で完熟させると甘みが全く違います!)
スイートコーンは朝採りです!(トウモロコシは糖度の落ち方が激しく、採れたてなら生でかじるのが一番です。北海道で食べるコーンが上手いのは、採れたてだからじゃないかと思っています。)
ようは…野菜は「鮮度が命」という事です!
色々な野菜がそれぞれの用途で売っていますが、あらい農園の野菜はスーパーなどより価格は高いですが、鮮度はどこにも負けません。鮮度と肥料の種類と具合で、味は大きく変わります。特に人参は負けないです!
新鮮で美味しくて安心を追求したら、やっぱり手間暇の面でスーパーの価格帯にはできないのですが、それでもあらい農園を応援してくださる方がいらっしゃるので、このまま(もちろん価格の努力もしますが)より満足して頂ける事を考えてこれからもまだまだ頑張っていこうと思っています。
長くなりましたが、精一杯アピールをしてみました!
本当は全然押し付けがましくはなく、営業マンよりは百姓なので、ご安心ください。
お申し込み詳細はこちら➡︎ https://arai-nouen.net/delivery
最後に今季の作付けスケジュールを!
4月収穫開始
葉物野菜(ほうれん草、サラダほうれん草、小松菜、水菜、サラダからし菜)、サニーレタス、春キャベツ、レタス、アスパラガス(あれば)、こかぶ
5月収穫開始
スナップエンドウ、ソラマメ、えんどう豆、オータムポエム、スティックセニョール、コールラビ、新たまねぎ(赤と黄色)、春大根、チーマディラーパ(西洋なばな)
6月収穫開始
ズッキーニ、新じゃが(キタアカリ、とうや、キタムラサキ、インカのめざめ)、きゅうり、トマト(世界一トマト、桃太郎、アイコ、イエローアイコ、サンマルツァーノ)、ピュアホワイト、にんにく、茄子(千両、庄屋大長、白長ナス、賀茂なす)
7月収穫開始
伏見甘長唐辛子、万願寺唐辛子、ピーマン、パプリカ、ゴーヤ、坊ちゃんかぼちゃ、人参、インゲンマメ、モロッコ豆、八丈オクラ、ごぼう、小玉スイカ、ハミウリ