4月25日(火曜)、4月28日(土曜)お届け予定の野菜BOX

2017年04月24日(月) 野菜BOXのお届け予定

いつもありがとうございます!

次回の野菜BOXのお届け内容のお知らせです!

4月25日(火曜)、4月28日(土曜)お届けの野菜ボックス

畑の状況に応じて、収穫直前で内容が変更する場合がございます。
ご理解頂けると幸いです、よろしくお願いします。

収穫予定

🔵縮れほうれん草

🔵小松菜

🔵赤水菜

🔵ブロッコリー

🔵菜花(小松菜 or こかぶ)

お届けできる可能性のあるお野菜

・レタス

・アスパラガス

・春キャベツ

・じゃがいも(アンデスレッド)

・サラダからし菜

・春大根

・スナップエンドウ

以上です!

※🔵印のついているお野菜はほぼ収穫可能な、お届けの可能性がとても高いお野菜です。それ以外のお野菜は、収穫量などにより未確定なお野菜です。

*個別にご要望を頂いている方には、種類の変更や数量を変えてお届けさせて頂きます!

※天候などの要因によって、その日の野菜の出来や収量が変わることがよくあります。また、虫食いがひどいために収穫を断念してしまう事もあり、予定の野菜が収穫できない場合があります。あらかじめご了承頂けますと幸いです。

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あらい農園が5歳になりました!

2017年03月24日(金) 生い立ち

この3月24日で、あらい農園が農家として出発してから満5歳になります!

この日付は、ちょうど5年前に京都市の就農支援事業が終了して、農業1本で歩み始めた日になります。
右も左も分からないまま、お借りできた畑2枚とそこに立てた簡易の5m程のハウスが小屋兼作業場で、確か最初は軽トラもなしのスタートでした。


※その後買った記念すべき初めての軽トラです。ネットオークションで10万円のエアコン・パワステなしの軽トラを広島県まで取りに行きました。

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それから5年が経って、自分が今いる場所をあらためて考えてみると、夢のような毎日だなと思います。

しっかり農業に打ち込めて、いつも楽しみにしていて下さるお客さんのために野菜を作ることができて、妻を始め家族や友人、応援して下さる方、地域の方々に恵まれて農家らしい生活ができている事。
とてもありがたいと思います。

おかげさまで、胸を張って、「農業だけで生活ができています!」と言えるようになりました。

決して儲かってるわけではないのですが、野菜と米を自給していて、田舎の生活費の安さの中でなら、十分に暮らしていけるようになりました。

新規就農者向けの助成金(年間150万円を5年間)が今年でなくなりますが、それがなくなってもきちんと独立してやっていけるだけの足腰がついてきたかと思います。
(農業には、無駄な補助金が山のようにあるのは事実ですが、この青年就農給付金は僕が農家としてこの5年間なんとか生きていく上で本当にありがたい制度でした。)

 

この5年間、その前の研修生の頃からも、応援してくださった皆さんの、温かい一言一言の積み重ねで、頑張ってこれたように思います。
本当にありがとうございます!
つい忙しさの中で、こういった気持ちが薄れてしまいそうになるのですが、こういった節目の機会には、色んな事を思い出していきたいと思っております。
もちろん、日頃もそれを見失わないように!

 

あらい農園の原点は、初めて収穫したほうれん草を軽トラに積んで、振売をした日になります。
自分が一から作り出した野菜を、初めて買って頂けました。ほうれん草だけを100円で販売して、見知らぬお宅を1件ずつチャイムを鳴らしながら売り歩きました。

たぶん4時間くらいで売上2,400円だったと思います。
その時の、100円で野菜を買ってもらえるありがたさは、絶対忘れてはいけない財産なんだ!

と、これは自分に言い聞かせています。
きっと来年にはまた、この記事を見返していると思うので!

 

苦労話ばかりになり、すみません。

まだ農業で食べていけるか不安だったその当時、たぶん今のような自分を想像して、「そんな風になれたらいいな。自分がそんな恵まれた環境になっていたら絶対にもっともっと頑張れるわ」って常に考えていました。
今のような恵まれた環境というのは、畑が満足に借りられて、家が近くにあって(当時は4階建ての4階・階段なしの賃貸マンションに住んでいました)経営が安定してきている状態です。

あの頃を思うと、起業したてはなんでもそうかもしれませんが、農業に打ち込むには難しい環境だったなと思います。
始めたてだったので当然でしたが。

そんな時期の自分をたまに思い出すと、この今の環境は、当時思い焦がれていた農家の姿なんです。だから「甘えんな、こんなありがたい環境で頑張れへん奴は終わりや!』と、たまに昔の自分から叱咤されながらやっています。

 

ちなみにですが、昔のあらい農園のブログもございます。名前は「草食農家の農業日誌」という名前です。今思うと、始めた頃は本当にやわやわで、ヒョロヒョロでした。このブログは、本当に始めた当初の気持ちも色々と書いています。少し恥ずかしい気持ちもありますが、もし宜しければ、こちらも是非ご覧ください。特にこれも、新規就農でまだ経験が浅い方に見て頂けると嬉しく思います。辛い時に無理やり前向きに頑張ってる姿に、今さら自分で自分を褒めてやりたい気持ちになります。。

思い出すと、当然ながらこの5年間は辛いことの方が多かったです。
特に理不尽だと思うことや、自分の存在を軽んじられる事、なめられてると思ったことはよくありました。ただ、それが自分の場合は反骨心と言うか強いエネルギーになって自分のエンジンを掛けてきたので、今こうして農家として頑張ってます!と、胸を晴れているようにも思います。

見えてなかったのなら幸いなのですが、「くそぅ‼︎」「なめんなよ、いつか見返してやる‼︎』みたいな負のエネルギー全開で走ってきたのも正直なところです。(笑)
ずっと褒められて伸びると思ってきたけど、全然逆で、むしろけなされて伸びるタイプでした!
なので、正直なところ、この5年でかなり性格が変わったんじゃないかと。。

そのあたり、強くなったところは残しつつ、負のエネルギーの中で失ったのものを取り戻すことが、実はここ最近の裏テーマだったりもします。(笑)

 

そんな5年を迎えて、いよいよ6年目に突入するあらい農園の目標みたいなものですが。
もう、なんと言っても「野菜をしっかり作る‼︎」
去年もこれでしたが、変わらずです‼︎

ご期待に添えなかった野菜たちや、日の目を見ずに土に還っていった野菜たちがたくさんいたので、もっと頑張るしかないと思っています!
と言いつつやっぱり今年も、忙しいのに無理やり、新しいことに挑戦してみたくて色々と準備をしています。。

今年は蓮根と、イチジクにも挑戦しようかと!
これは例年通り失敗する可能性が高いので、期待をせずにいて頂ければ幸いなんですが。
それと、地域の農地を担えるようになる‼︎
これがわりと新たなモチベーションになっています。

高齢化でどんどん、耕作できないと手放される農地が増えてくるので、まずは自分がしっかりと自分の農地を管理して、それに加えて増えてくる空き農地をいかにしっかりと守れるか、を考えています。
新規就農の若い方が来てくれれば一番良いのですが、それプラス、あらい農園でもなんとか地域の方々に協力を頂きながら一緒になって作物を作っていけないかと。

まだまだ自分の農地の管理も満足にできていない分際で生意気なんですが、でも自分が一番若いので、これからの農地の事やらを主導していけるように、頑張りたいと思っています。

 

5年の区切りに、思いつくことを書いてみました。

もっともっと、満足していただける野菜を作ってお届けしたいと思います。
ご迷惑をお掛けする事も、またきっとあるかとは思いますが、それ以上に良いものをしっかりお届けできるように、頑張ります。

6年目のあらい農園もどうぞよろしくお願い致します!