今年も早いもので1ヶ月が経とうとしていますね。
今さら新年の抱負かと思われるかもしれませんが、これが今年の初投稿になります!
本当に、もう少し頑張ってやらなければ。。
そんな1月ですが、私事ではあるのですがお休みを取らせて頂き、新婚旅行へと行って参りました!行き先はアフリカ・タンザニアです!
サファリと、キリマンジャロが有名な東アフリカの国です。
機会があれば、農業とは関係のないこの旅行で感じたことなんかも、ここで書いてみようと思います。
タンザニアは遠くて、行くまでが大変でしたが、人々はとても親切で温かい国でした。貧富の差があり、街も汚くて少しスコールが降るとたちまち道路は洪水になるような国でしたが、街には笑顔がよく見られました。
こういった日本とは違う空気の国に行くと、色々と気付かされる事も多いですね。
また、そういった事は以外と帰ってからしばらくして、スッと入ってくる事もあるので、まだまだ消化しきれないといった気分です。
と楽しく旅行をしていたおかげで、事務仕事がたまりにたまって、気付けば1月も後半という今日です。
ようやく、今年の抱負です!
今年は、「普通に野菜をつくる」
これに限る!と言ったところです。
4月からになりますが、畑の近くに住む事になり、いつでも野菜の様子を見に行ける環境が整いました。効率化を図るための機械も揃えて、農業をしっかり頑張れる体制が作れました。
これまでの畑まで通勤1時間は、それはそれでなんとかやってきましたが、そこから考えると、自分の中ではハンデがなくなった!という気分です。それと通勤の往復2時間が浮いた=1日に時間が2時間増えた!ようなつもりでいます。
すごくラクになりました。
そして、この環境で農業をするからにはもう失敗しても言い訳はできない!という事でもあります。(言い訳はどんな時でもかっこ悪いものですが。。)
去年よりも格段に環境が良くなったというある意味浮かれた気持ちと、これでダメならダメ農家確定だな、というプレッシャーとが同居しているような気分でいます。
普通に作るとは、するべき時にするべき仕事をするという事です。
何も特別難しい事ではなくて、これまでやりたくても時間が作れずできなかった事を、増えた2時間でしっかりやるという事だと思っています。
それさえすれば、野菜はしっかり育ってくれると思うのです。
ただ、失敗する可能性はもちろんあります。
でも失敗は本当にしたくありません。
これも実今年は初めてもつ感情です。
これまでも失敗はしたくなかったのですが、それも経験という気持ちもわずかにありました。でも、さすがに失敗をし尽くしたと思うので、今年はもうそれはダメだと思います。それに、失敗した時の辛さは味わいたくはありません。
全身の力が抜けてしまうような、無力感はもう懲り懲りです!
あの辛さを味わいたくない!というモチベーションがもしかすると一番大きいのかもしれません。またそこには、お客さんの期待に応えられない恥ずかしさや申し訳なさも含まれています。
そんな感じで、今年は普通に作るという事をしっかりやりたいと思っています。
頑張ります!
ちなみに、普通に作るといいつつ、お米やキノコ栽培、加工品(干し芋)なんかにも新たに挑戦するつもりです。
ここは懲りずに「失敗ありきで」頑張ります!
さぁそして、、トラクターを新たに買うかどうか考え中です。
乞うご期待を。
※写真はタンザニアの市場の様子です。
2015年もいよいよ終わりますね。
今年も1年間あらい農園を応援して頂き、お野菜をご購入頂きまして、本当にありがとうございました。
ご迷惑をお掛けしてしまう事もございましたが、温かくご支援頂きまして、今年も無事に農業を営むことができました。
4年目の今年は、あらい農園にとっても個人的なプライベートでも非常に慌ただしい毎日でした。
私生活では何と言っても10月に結婚式を行いまして、その準備などで頭がいっぱいの1年間になりました。自分たちなりに一生懸命準備をしてきた甲斐もあって、結婚式は無事に終えることができまして、お陰様で一生忘れる事のできない最高の1日になりました。
正直なところ、この一大イベントのために仕事の時間を削る事も多く、農業の方が思うようにいかないという面もありました。けれど、それも含めて自分の人生の中で大切にすべき1日だと考えていたので、今年は結婚という事を何よりもメインに考えて過ごしてきました。
そのため、仕事の方はというと、今年は不完全燃焼どころか悔しい1年になったように思います。
もっと努力をすれば、なんとかなった事も多くありますが、自分なりには必死になってやった1年だったので、後悔というよりは、来年へのモチベーションにするしかないと考えています。
気候うんぬんではなく、単純に野菜と向き合うことがなかなかできずに、いつも苦しい思いをしていました。
全てが後手後手にまわってしまい、結局それはこの年末まで響いて、ここに来て鹿にも侵入されて早くも来春の野菜に少し被害が出てしまいました。(挽回できるように準備はしていましたが)
言い訳をすると、キリがありませんが。
すごく感じたことは「農家は畑にの近くに住むべき」という至極当たり前というか、逆にそうじゃない事なんてあるの⁈!と言うことでした。
そうなる経緯があるにせよ、今年は家から30分の場所に3反半、1時間の場所に8反という面積を一人でやっていたので、常識的に考えれば無理な状態でした。
こうなることは覚悟の上で、京北へと畑を一本化する上での販売面でも栽培面でも必要な過渡期だと思い、こうしてやってきましたが。
厳しかったです。悔しいくらいに手が回らなかったですね。
常識を疑うというか、無理って言われることにチャンスがあるとも考えていましたが、全然無理でした。
そういう点では、来年は京北に畑を一本化して、家も畑の近くに移すので、すごく前向きな気持ちでいます。
今年やりたくても出来なかった悔しい思いを、全部ぶつけて目一杯やろうと思っています。
そんな風に過ごした農家4年目でした。
ひっくるめて言えば実力不足の一言ですが。
お野菜が揃えられずに、申し訳ない気持ちと悔しい気持ちでした。
申し訳ありませんでした。
トマトもほうれん草もこかぶもねぎも、期待を裏切ってばかりですごく申し訳なかったのですが、そんな1年でも変わらず支えて下さったお客さんには本当に救われるような気持ちでした。
来年こそは、あらい農園の野菜を買ってきて良かった。と思って頂けるように頑張ります!
満足をして頂きたいし、何よりも自分自身がもっと堂々と野菜を売りたいですし。
反省点ばかりになりますが。
あらい農園としてはかなり飛躍をした1年でもありました。
お陰様で売上も増加しましたし、やさい部や東京のマルシェへの出店など新たな事にチャレンジが出来ましたし、秋にはテレビにも紹介して頂き、野菜BOXの発送もスタートしました!
販売面では、ある程度のあらい農園の体制が整ってきた1年になりました。
試行錯誤の1年でしたし、農家を始めてからずっと悩んで考えてきた事。
どうやって野菜を売るか、そしてどうして生活をしていくか。
が固まってきた1年でもありました。
ようやく地に足が着きつつあるかなというところかもしれません。
とまぁ良いことももちろんありましたが。
それにしても、何度も言いますが、悔しい1年でした。
こうして書いているだけでも思い出して悔しいくらいに、悔しい事が多かったです。
畑で泣いてしまったくらいに。笑
来年こそはやってやる!っていう思いがこれまでのどの1年よりも断トツに強いです。
2015年はそんな1年でした。
そして、就農当初からしていた振売を今年をもって終了させて頂きました。
この事についてはまた近々書こうと思います。
本当に色々な思い出があり、自分の農家人生の基礎となる日々でした。
振売でお野菜を買って下さった、皆さまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
あらい農園は2016年、環境も一新してまた再出発になります。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
1年間ありがとうございました!
※写真はつい先日農道での出来事です。トラクターで救出してもらいました。笑