冬野菜の発芽

2014年09月13日(土) 野菜を育てること

9月も早くも半分が過ぎようとしていますね。

早いもので、今年は本当に夏が短かったですね。
というより梅雨が2回ありましたね。。

最近は晴天の日が多く、ようやく土が乾いてきたかなという時に、ほんの10分の豪雨でまた畑が水浸しになったりと・・・
天気には振り回されっぱなしです・・。

雨が降ってほしくない場所と、降ってほしい場所があって、最近は降って欲しいけど、土砂降りはやめてくれ!という気持ちでいます。

降ってほしくないのは、これから畝を作ったりする畑で、これは湿ってる状態ではできません。

反対に降って欲しい場所は、冬野菜の種を蒔いたり、苗を植え付けたりしたところです。
種の発芽には温度と水分は必要不可欠で、適温・適湿の状態に近ければ近いほど、きれいに発芽が揃います。この発芽率は作物によるのですが、極端に大雨が降ると蒔いた種ごとどっかに流れていくし、あまりジメジメしすぎると種は腐ります。そうかと思えば、カンカン照りが続くようだとこれもダメで。

なかなか難しいものです。

植え付けは、植えた後に水をしっかりとやる事で、根が土に馴染みやすくなって、畑にしっかりと根を伸ばすようになります。これを活着といいます。

なので、この時期いろいろと種まき・植え付けに追われるので、雨はとてもとてもありがたかったりもするのです。
いちいち水やりをするのは大変なので、雨の前日は種まき・植え付けと大忙しです!
それで降らなかったりしたら、かなり腹が立つのですが・・・。

 

そんな秋の畑の中で、ついこの間に種を蒔いた冬野菜が順調に発芽をして育ってきてくれています!

写真はかぶです。

かぶ

 

 

防虫ネットをしっかりと被せているので、虫にも食われずにすくすくと育っています。
いい感じです。

この小さいときの葉が、このまま大きくなった時に、一番大きな葉っぱになって、たくさん光合成をしていくので、この時に虫に食われて穴が空いてしまうと、その後の生育が少し遅れてしまいます。今の時期は虫も多いので、しっかりと守っていかなければなりません。

他にも、同じタイミングに蒔いた野菜では、大根・小松菜・ほうれん草・ラディッシュ・サラダからし菜が順調に育っています!

栽培中の野菜ページに随時アップしていきますので、野菜の生育具合を是非ご覧ください。

https://arai-nouen.net/vegetables

だいたいの冬野菜は10月中旬頃になるのですが、それまで少しずつ大きくなる様子を随時アップしていこうと思います!

 


じゃがいもを作る事

2014年09月08日(月) 野菜を育てること

冬じゃがいもを植え付けました!

霜がおりる頃に収穫予定です!

じゃがいもは年2回作付け可能で、種芋は前回収穫したじゃがいもを植えるだけというとても経済的で農家にとってはありがたい作物です。
春作は2月~3月に植え付け、梅雨前くらいに収穫します。
冬作は8月頃に植え付けて、じゃがいもの茎葉が霜に当たり枯れだす頃に収穫です。

実はじゃがいも栽培は1年目、2年目と失敗をしていました。
しかし、、今年は大成功で、とても出来が良かったのです。
過去の失敗を活かし、畝の幅と植え付けの間隔を広めに取って、栽培方法自体も変えて作ったら、とても楽にたくさん収穫が出来ました。

今年は京北の圃場での栽培が始まった事もあり、面積が広くなったので、思い切りやりたい方法で作れたのが良かったです。

冬作はキタアカリのみの植え付けにしましたが、来年の春作は、2年目に大失敗をした「インカのめざめ」にもう一度挑戦しようかなぁと思っています。

「インカのめざめ」は小さいサイズのじゃがいもですが、甘みがとてもとても強く収量も少ないため、なかなか出回らない品種のじゃがいもです。

じゃがいも栽培のコツを掴んだ気もするので、思い切ってたくさん作ろうかと企んでいます。まだ先の話ですが、収穫した後すぐっていうのは、こうして早くも来年の抱負を抱いたりします。

農家のモチベーションの中で、この「来年こそは!!」っていうのはかなり大きいです。

じゃがいも