台風21号の被害について

2018年09月09日(日) 生い立ち

先ほどあらい農園が、と言うかここ京北の黒田が歓喜に沸きました。

なんとなんと、5日ぶりに携帯の電波が戻り、そして電気が復旧しました!
実は火曜日の台風以来黒田はずっと停電とそれに伴って携帯の電波もなくなっていました。

それがようやく戻ってきたのです!
思わずあらい農園1号(夫)と2号(妻)とで小躍りをしてしまったのは言うまでもありません!

こんなにも電気がありがたいものだったのかと気付かされました。
電気工事の皆さん、どうもありがとうございました。

電気のなかったこの6日間、冷蔵庫も野菜の保冷庫も使えず、洗濯は街に出た時にコインランドリーを使用して乗りきました。

夜は懐中電灯で料理をしてご飯を食べ、あとは本当にする事がない夜でした。

お風呂は湯船に水を少し貯めて、そこに台所で沸かした熱湯を入れて温かくして、桶ですくって髪の毛や身体を洗うという感じで、まぁ不便でした!

 

と書いておきながら、ちょっと楽しかったのも事実です。強制的に電気も携帯も使えない生活というのは、ちょっと憧れていた部分もあるので、それを少しばかり体験できたのはいい経験が出来た気がします。

 

まぁこれも今の時期だからなんとかなったわけで、もう少し暑ければ、寒ければ、もっと辛い時間だったのかもしれませんが。でも地域の人と喋っていても、風呂はこうしてるとか、夜が暇やなぁとか、それはそれで楽しい時間だったのかもしれません。

そんなここしばらくの黒田です。

そして、道路は相変わらず寸断気味で、今まだ京都市内への道は園部経由で京都縦貫道路に乗って、2時間弱かけてようやく着くといった状況です。北も南も東も通行止めです。笑
今回は風で倒木がひどくて、それが電柱をなぎ倒して通行止めになっています。。

ちょっとここまでの被害は想定外でした。

本当にすごい台風でした。。

写真は近くの道路です。電柱が倒れて電線が道路に落ちてしまいました。

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そして、農園の被害もかなり出てしまいました。

まず、ハウス全壊が1棟、半壊が2棟、パイプの変形が1棟、ビニール破損が5棟、、、。去年も破損で新しいの張ったばかりやのにです。。

これからの冬作に大きすぎるダメージです。
何から手を付けたら良いのやら、と言った感じですが、とりあえずビニールは注文してもしばらくは届かないかと思います。なんせ全国で膨大な数のハウスが倒壊しているので。

そうなると色々と計画も見直していかねばなりません。

うちのハウスです。ビニールは取り除きましたが、パイプがぐにゃりと曲がってしまいました。

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こうなったら、今年はもう全然ダメダメな1年は決定なので、潔く農園としての方向性もこの際変えていこうかなんて話もしています。

特にビニールハウスは、こういうリスクが毎年あると考えると、悩みますね。

たぶん今回の台風が特別とかって考えていたら、農業はやっていけなくなると思います。それくらいここ数年の気候は、、難しいです。

豪雨に、水不足に、台風に、寒波に、、気候に振り回されすぎて、多少の事じゃ「仕方ない」で整理できるようになりました。
「今できることをやるしかない」という感じで。

個人的には、例えば北海道の地震でも、夏の豪雨でも、もちろん今回の台風でも、本当に壊滅的な被害を受けた農家の方がたくさんいらっしゃるので、うちも過去最大の被害ですが、それでも壊滅的ではないし、まだまだこの程度で下を向いていてはダメだなと思っています。

まぁ上の文章で落ち込んだ雰囲気を出してはいますが、悪いこと考えていても、状況は何一つとして変わらないので、淡々と次の作付けの準備をして種を蒔いていくしかないという事ですね。

けど、やっぱりこれは仕事なので、今年大幅に売上がなくなった分、挽回できるように一生懸命考えて、また頑張りたいとは思います!

自然に翻弄されるのが農家の宿命ですから!

それもわかった上で農家の道を選んだので、こんなもん逆にプラスに変えてやるぜぇ‼︎ってなりつつあります。

 

大殺界の1年目、全く信じてなかったけどここまで災難続きだと、さすがに細木数子を見る目が変わってきますね。笑

こうなったらどんな困難も受けて立ってやるわー !

大殺界がなんぼのもんじゃー!

おらぁ次の台風かかってこいやー!

 

 

 

 

 

 

それはあかんな。もう絶対絶対来んでええ。


この夏は、耐える夏でした。

2018年08月21日(火) 考えごと

久しぶりの更新になってしまいました。

あらい農園1号(夫)です。今日は暗いネガティヴな内容になってしまい、ただの愚痴になっていますが、人間誰だってそんな時もあるという事でよろしくお願いします。

 

今日で高校野球も終わって、すっかり朝晩は秋めいてきましたね。更新していない間にサッカーのW杯が終わり、記録的な豪雨があって、暑い暑い夏が過ぎていきました。あらい農園はこの夏それなりに忙しい日々を送っていました。

色々あった夏ですが、一言にまとめると、

「心身ともに疲れた‥」

といった感じのここ数ヶ月だったように思います。

特別に何か大きな事があったわけではありませんが、気候の厳しさと、それによる作物の出来の悪さ。とそれを言い訳にしかできない自分たちの技術力の無さ。相次ぐ機械の故障‥。

今年は耐える1年になると、春頃に思ってはいたのですが、本当にじっと耐えているようなこれまでの2018年です。(春の時点では、家の購入や改築で家計が厳しいという意味ででした。)

他にも、栽培面以外でのず〜っしり重い悩みというか心配事がここ半年くらいはのし掛かっていたりと、テンションが常に低い状態で、エネルギーをなんとか野菜の栽培にまわすだけで精一杯といった感じでした。

まぁ自分のメンタルの容量の小ささが、そもそもの問題ではあるのですが、、笑。

でもやっぱり農家は作物が出来ないとなかなか元気は出せません。。

今年は全国的に不作で、近所の農家さんも京北の直売所も採れる野菜が全然ないといった感じです。

なんて言っても茄子が採れないという夏は、これは異常と言っても良いのではないでしょうか。茄子なんてものは毎年腐る程採れて、売れずに捨てるくらいの量が直売所などに溢れます。

農家用語で「ドサる」というドサッと溢れる野菜No.1なんですから。ちなみにNo.2はきゅうりで、No.3は大根でしょうか。

 

この原因はなんといっても雨の異常な降り方と、その後の極端な日照りだと思います。技術や経験値が低いと言えばそうなのですが、去年やこれまでの経験やデータでは今年はあかんかったという事で、これからは如何に予想外の天候に対処したり、リスクを減らせるかが、もっともっと大事になるんだろうと思います。

 

今年は、農家としての腕の無さを痛感しています。

 

少しずつ毎年経験値を積んでいけば10年後にはそこそこのレベルに行けるやろう、と言ったある意味受け身の頑張り方では、これはこの先が思いやられるなぁと。

もっと貪欲に技術や知識を取りに行って、努力をしていかねば、きっと農家としてやっていけないだろうなと思います。

それは自営業でもサラリーマンでもきっと同じ事なんでしょうか。それはなかなか厳しい気もしますが、そもそも動物が生きるっていう事に現状維持の安定なんて、そっちの方が不自然な気もするので、まぁ仕方ないと頑張るしかないですね。せめて楽しみながら頑張れるように!

 

最後にもう一つ思う事がありまして。

この前の豪雨で中国地方や四国ではもう農業を続けられないような被害がいっぱい出てしまったとの事。うちは最近、日本農業新聞というのを購読し始めまして、そこには毎日の被害の状況が写真付きで記事になっていました。(最近はもっぱら金足農業でしたが!)

農地が流されたり、果樹園が削られたりして、農業が出来なくなるとは、やっぱり当事者の気持ちにはなれませんが、自分は今もこうして農業に打ち込めているという事には感謝というか、まずその事自体がありがたい事なんだという気持ちは忘れてはいけませんね。

だから、異常気象だなんだと言って文句や愚痴を言うのはあまりかっこいいものではありませんね。自分で言うときながらですが。笑

悪い事、上手くいかない事、色々ありますが、それでも自分にはまだまだやれる事がたくさんある、という事が見えなくなってはいけません。

こんな年は、耐えながら色々暗い事を考えるので、だからこそまた新しい何かが見つかるような気もします。

そういう歌詞のミスチルの歌があったような気が、、。冬野菜は挽回できるように、頑張ります!

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