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焼き芋を販売する事にちょっとびびっている。

2019年11月27日(水) 考えごと

焼き芋を本格的に販売していこうと思って、はや一年が経とうとしています。
去年は準備が万全ではなくて、またサツマイモ自体も量がそれ程残っておらず、今年からは満を持して開始や‼︎

と思いつつ、もうそろそろ12月です。

昨日は野菜BOXの配達をしていましたが、何名かのお客さんから、「もう焼き芋はしているの?」と聞かれました。
そして、「まだ農作業が忙しくて、それを言い訳にして開始できていないです。」と答えていました。

そうです、これは完全に言い訳。
忙しいからできない、というのはこれはもうやる気がないです、、と言ってるようなもんや!

と配達中に気付いてしまいました。

正しくは、やる気がないのではなくて、勇気がないのです、たぶん。

もうある程度の販売アイテムは揃っていて、万全ではないにしても、十分販売を開始できる体制にはあるのですが、していないのです。

何でもそうやと思うのですが、万全の状態なんて待っていたら、いつまでも行動を起こさないものです。
万全ではないけれど、とにかくスタートを切る事が大事なんだと思っています。
そうやって、これまでも勇気出して行動をしてきたのですが、ここに来てまぁ、はっきり言ってびびっていますね!

実際にまだまだかなり忙しいのは事実で、たぶん年内はやる事山積みではあるのですが。。
でも、そろそろ冬本番やし、何より京都は今、紅葉で観光客が溢れかえっていて、まさに焼き芋のシーズンが到来しているのです。

でも、なかなか踏み出せないこの状況。
完全にびびっております。

何をビビっているかと言うと、売れるかどうか、です。全然売れずに、身も心も寒い状態というのを恐れている気がします。
と言うのも、これまで農家で野菜を売ってきた中で、そういう経験を何度かしてきていて、やっぱり結構辛い気持ちになったものでした。

そして今、ありがたいことに農家としてある程度生活ができるようになって、ここ最近はそんな風に勇気を出して売りに出るという事も少なくなってきていました。
そうなると、昔のような辛い気持ちは二度と味わいたくないから、頑張ろう!と思っているのが今なんです。

それやのに、またわざわざ新たに一から焼き芋のみで見ず知らずの人に商売しに行くっていうのが、気が進まないのかもしれません。

「あんな(気持ちが)寒い思いはしたくないなぁ」と本音では思っているのです。

まぁつまり傷付くのを恐れております。

これはまずい、自営業でそんなん言ってたらこの先衰退あるのみです。
と言うことを配達の後半あたりから考えたりしていました。

そこで、ふと気付いた事がありました。

そもそも、この焼き芋を本格的に販売しようと思ったのは、実は仕事に楽しい部分を取り入れたいなと思ったからでした。

現在やっている野菜BOXというのは、あらい農園の心臓というか血液というか、もう欠かせないというか、やめたら即死というほどの存在なわけで、そうなると楽しみよりも責任感の方が完全に優っていて、頑張らねば!という気持ちになってしまうのです。

それとは別部門で、楽しいをスタートにして、そこから発展させていきたいなと思ったのが、焼き芋販売のそもそもの始まりだったのです。

それを思い出すと、
あれれれ、今もうすでに「やらなあかん」みたいになってしまってるやん!あかんあかん!

「総額いくら掛かってるから、今期でその分くらいはペイせなあかん」とか。
まぁそれもたしかに大事ですが、今回はそれよりも楽しくやらな、何のために始めたん?という事でした。

すっかり忘れていました。
一日の売上目標◯万円とかばっかり考えてたら、それを達成するかしないかの2択になってしまいそうでした。
そうじゃなくて、美味しくてアツアツの焼き芋をみんなに提供したいし、それでお客さんに喜んでもらえたらええなぁ。。みたいなピースフルな気持ちが大事でした。

焼き芋の味には自信があるし、だから始めるわけで。きっと寒い中買ってもらえたら、満足してもらえるはずだと思うので、そこは自信を持ってやれば、あとは売れる売れないも含めて、どうしたら楽しく販売ができるかをもう少し考えてみたいと思います。

焼き芋は急がずじっくり火を通すのが鉄則です。
焼き芋販売もじっくり頃合いを見計らって、売りに出ていきたいと思います。
(これ去年も言うてたような?)

万全の状態なんて待ってたら云々の話は、どこ行ったんや!?笑

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それでも農家で良かったという話

2019年08月20日(火) 考えごと

あらい農園1号(夫)です。
久しぶりの日誌になりました。

京都では8月16日の五山の送り火が終わると、もう夏の終わりなんて言うのですが、今年はその通りに真夏のピークが去ったような雰囲気がしてきました。

今年は世間ではお盆休みが9連休とか10連休とかでしたが、この時期の農家は20連勤とか当たり前に毎日ヘトヘトになりながらの日々です。

この夏は例年と同じかそれ以上に、農作業のやらなあかん事に追われて追われて、心身ともにタフな毎日を過ごしていました。

世間がお盆休みで、京北に流れる上桂川にはBBQを楽しむ人々がたくさんいました。そんな人を横目にまだ暗いうちから働いて、夕方暗くなるまで働いてる農業という仕事。

久しぶりに、この仕事は何なんだろう…、と考えたりしました。
確か、自分は夏が好きで冬が嫌いだったはずなのに、夏らしい事など一つもできてない‼︎

このまま一生、夏は毎日必死に働きながら過ぎ去るのを耐える事になるのか…、などと大げさに考える事も。。

でも、するべき仕事は山積みなので、今は目の前の毎日をとにかく頑張るのみ‼︎と自分に言い聞かせる毎日でした。
なんだかんだ言ってやっぱり8月は厳しい季節です。春野菜の片付け、夏野菜の収穫・管理、冬野菜の準備・種蒔き。。そして猛烈な勢いで伸びまくる草刈り。

現実逃避をして舞鶴とかに釣りに出かけたりしたいのですが(釣りは超初心者ですが、あのゆったりした時間が好きなんです)、ここで逃げると冬に別の意味で泣くことになります。
なので、気持ちを強く持って毎日を乗り越えなければなりません!

昭和生まれなのでやはり根性論的なものが根強くあって、この繁忙期の最中、
「やっぱり大事なのはメンタルやな」と思いました。
体調がいまいちの日がたまにあるのですが、そこで気持ちが弱気になると、ほんまに心身共に負けてしまうので、そんな時はあえて、やらなあかん事だらけや‼︎と自分に再確認をさせて、無理矢理メンタルをストイックな方向に戻す感じです。
毎日マラソンの35km地点を走ってるような具合ですね。

でも、これは今年で最後にしたいものです。

僕は農業を始めた時に、視野が狭いなりにどんな農業のやり方が良いのかを考えていました。
色々と考えたのですが、大変な農家のイメージである、朝から晩まで働き詰め。これは避けたいなと思っていました。

自分で自分の生き方を決めるのだから、そうはなりたくはないと!

しかし、今まさにそれになっております!笑

これは良くない!
忙しい中にも、もう少し余裕をもった働き方をしたいです。
これは来年の大きな課題ですね。

たぶん作付け量をもう少し減らして、無駄な作業を削る必要があると思います。
勢いまかせじゃなくて、ちゃんと丁寧にやる。とっても苦手な事ではあるのですが、ここは大幅に改善の余地があります。

 

そんな夏を過ごしております。
こう書くと、農家なんてやってやれん大変な仕事や‼︎
となりそうですが、一つ本当にこの仕事は良いなと思うところがありました。

それは、子どもと過ごせる時間です。

ヘトヘトになって帰ってきて、すぐに3号(はな,6ヶ月)をお風呂に入れるのが日課なのですが、たまにはゆっくりのんびり湯舟に浸かりたいと思いつつ、でもこの時間は本当に良い時間だと思います。
お昼に離乳食を食べる時、昨日は出来なかった動きが今日から急に出来たとか、お風呂を上がってからのリラックスタイムとか、毎日3号の成長を見ていられるのは、かけがえのない事やなと思います。

 

農家という仕事はたぶん時給換算したら300円とか、もっと低いかな?とにかく換算したらあかんくらいの仕事です。(あらい農園に限る)
そして、年間休日も数えたらあかんくらい少ない仕事ではあるのですが、それらのデメリットを全て吹き飛ばすくらいに、自分にとってこの0歳の娘といられる時間は何物にも代えられない時間です。

この仕事は一体何なんだ、とボヤッと思う毎日の中でこそ、これに気付けたのかもしれません。無理矢理探し出したとも言えますが。笑

この夏の、一番の収穫やな‼︎(どやっ)
そして、冬にはGWの分も含めて10連休×2回、必ず休んでやるぜ‼︎
というモチベーションが副作用で発症しました。

まだ、やらなあかん事山盛りですが、10連休を合言葉にまだまだ頑張ります。

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